半衿の役割
半衿とは
長さ120cm前後、幅15cm前後の端切れのようなもの。
襦袢の衿に取り付けて使います。
襦袢の衿を汚さないために付けます。
衿は首に付く部分なので、結構汚れます。
汚れたら外して洗います。
私は洗濯できる素材のものを使うことが多いです(洗える絹のものもあります)。
襦袢をお持ちの方は、ご自分の襦袢の衿の部分をよーく見てください。
綺麗な布で覆われていますか?→半衿が付いている
それとも、さらしのような木綿地ですか?→半衿が付いていない
ネットなどで購入した襦袢には最初から白い半衿が付いていることがほとんどです。
その場合はそのまま使えます。しかも化繊なら半衿を付けたまま洗濯機で洗えちゃいます。
もし、さらしのような木綿地になっているとしたら、レッスンにお越しの際は半衿を付けた状態でご持参くださいね。
中には刺繍の施された豪華な半衿が付いている場合もあるかも✨
アンティークの襦袢などに、おしゃれな半衿が付いていることもあります♪
ところで、半衿ってどうやってつけるの?
①針と糸で縫い付ける
②安全ピンで止める←私はこっち派(笑)
半衿用の両面テープなども売られていますが、糊が布地に残ったりするのでお勧めしません。
付け方は YouTubeなどで検索すると色々と出てきます。
私は着物を着始めた頃は、最初から半衿がついている襦袢で着ていました。
徐々に半衿の面白さが解るようになると、自分で端切れで作ったりするようになりました。ピンキングばさみで切るだけですが(笑)
同じ着物を着ていても半衿を変えるだけで雰囲気がガラリと変わります。
着物の醍醐味のひとつだと思っています。
季節感を表現するアイテムにもなります。
半衿の役割は襦袢の衿が汚れるのを防ぐだけではないのです。
半衿と足袋は「白」であれば無難ですが、普段着としてカジュアルに着る時は
色々な色柄のものを楽しんでみてはいかがでしょう。

画像は、上から
ちりめんの端切れ
レースの幅広のリボン?(下に色のついた半衿を重ねるのも面白い)
灰桜色のちりめん(既製品)
刺繍生地の半衿(ワイヤーブレイド半衿byTsubakian)