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着付けあれこれ

衣紋でコスプレ?

着物姿の一番の見どころといえば、どこだと思いますか?

まずは美しい着物の柄や、見事な帯などに目が行くことかと思いますが、私は衿元や衣紋(えもん:衿の後ろの部分)の抜き具合に注目してしまいます。

着物を自分で着られる方の中で、一応着れるようになった後も、なかなか思うようにいかない代表的な部分が「衣紋が抜けない」という点かと思います。

今回はトルソーを使って、衣紋の抜き具合の比較画像を撮ってみました。

最初に、衣紋を全く抜かない着かた。

男性や子供は衣紋を抜かないで着ます。

女性でも、長い髪をあえてアップせずに垂らすとき(袴姿の時など)は、衣紋を抜かずに着ることもあります。

次に、少し控えめに抜いたもの

横向きの画像で、上の画像と見比べると違いがよくわかるかと思います。

前向きの画像は、着物の衿が首に対して立っているか寝ているかの違いに注目してください。

最も一般的で、見ていて安心する感じです。

若い女性はこのくらいの抜き具合がいいのではないでしょうか。

続いて、少し多めに抜いてみました。

後姿の画像ではそんなに違いがわかりませんが(撮った角度にもよる)

横からの画像で比べると、少し深くなっていることがお分かりいただけるでしょう。

前向きの画像は、着物の衿が首に対してさらに寝ている状態です。

このくらい抜くと、こなれ感が出ます。

ちなみに「スレンダー着付け®」の着かたは、このくらい衣紋を抜きます。

そのほうがスレンダーに見えるからです。

最後に、思いきり抜いてみました。

ここまで抜くと芸妓さん風になりますので、素人がやったらコスプレになってしまうかもしれません。

横向きの画像は明らかに違いが分かります。

前向きの画像も、着物の衿が肩の線に同化しています。

帯結びも粋に「柳結び」にしてみました。(初めて結びましたが、手先の処理の仕方に目が点になりました)

女性が衣紋を抜くようになったのは江戸時代中期からとのことです。

理由は、日本髪の「たぼ」(うしろの部分)が衿に付かないようにするためだそうです。

今は日本髪を結うことは結婚式など特別な場合に限られるので、普段は衣紋を抜かなくても問題ないのでしょうが、衣紋の抜き具合で、若く見えたり艶っぽく見えたりするのでファッションとして楽しめばいいのだろうと思います。

色々と書きましたが、究極「自分に似合っているかどうか」だと思っていますので、堅苦しく考えず、まずは着物を着てみてほしいと思います。

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